ただしんきろうのように
捕まえられないもの
指の間で
砂のように抜け出す
残ったのは何か
そばに残っているのは
さまよう時でも
いつも僕のそばにいたのは
絶えず 複雑な俺の心を
守ってくれたのは
君は蜃気楼のごとく
届かないところに
いつの間にか消えて
遠く去ってしまった
何も言わずに
ただしんきろうのように、
ただ一夢のように
大声で呼んでも
答えられない君
砂になる気持ちに
揺れながらも
君と過ごした日々は
世の中に輝いている
僕たちの想い出は心に
深く残っている
君は蜃気楼のごとく
遠く、消えてしまった
けれど、僕の中で
思い出は刻まれている
ただしんきろうのように、
ただ一夢のように
大声で呼んでも
答えられない君
ただ蜃気楼のように、
まだ一瞬でも君を追いかけたい
どんなに叫んでも
夢になってしまった君