快速電車が通りすぎるホームで
耳を襲う 風の音を
息を止めて見送る
素敵にそわそわしていたあの頃には
吹かなかった 強い風が
私を吹き抜けてゆく
三年も続いた春が
映画のように胸によみがえる
何もかも忘れてしまいたい
いえいつまでも待ちつづけたい
ゆれるわ ゆれるわ わたしの心
一人じゃなんにも決められない
別れ道で•••••••••ゆれるわ
あなたの知らないわたしが増えたみたい
少し慣れた化粧顔も
ハンドルを握るのも
各駅停車がやがてゆっくり止まる
この電車のゆく先には
もうあなたいないけど……
車内には 旅のポスター
次の季節を うたっている
何もかも 忘れてしまいたい
いえ いつまでも 待ちつづけたい
ゆれるわ ゆれるわ わたしの心
一人じゃなんにも決められない
別れ道で………ゆれるわ
ゆれるわ ゆれるわ わたしの心
一人じゃなんにも決められない
別れ道で………ゆれるわ