風を集めて足を止める 貸し切り札のさがるあの店
あの日洒落れてたモミの木は今は何処となく遠慮がち
切なく鮮やかすぎる冬一夜が今になれば懐かしい
あの場で恋を見送る好きに泣いた分やさしさ覚えるものね
桜吹雪が舞う舗道 あのクリスマスが聴こえる
あんなに好きだったあなたに今は心から手を振れるのよ
思いつめてるガラスごしビルの明かりが悲しく映る
仲間が開くパーティーであなたはあの娘に夢中と聞いた
ジングルベルにまぎれる不安な気持ち チークダンスはあの娘と
香水つけてあなたの気をひこうとした私がとてもはずかしい
泣きたい位悲しいのに 今日は楽しいクリスマス
陽気な歌に合わせた つくり笑顔が情け無くなる
桜吹雪が舞う舗道 あのクリスマスが聴こえる
あんなに好きだったあなたに今は心から手を振れるのよ