思 い 返 せ ば い つもそうだ
「 あ の 頃 は 良 かった 」って
記 憶の中に縋って
思 い 出 せない 事 ばかりだ
またひとつ つまらない 大 人 になった
「 大 人になってた」
思い 思いに 書き残した
生まれた朝が 来たって
今じゃもう ただ 暮らして
思い違いに 溢れていた
またひとつ つまらない 大 人 になった
「 また ね 」溢 れ た 空 っぽ の 夜
水 たまりを 避 けて 歩く僕 の
「 世 界 はこんな にも 残 酷 だ 」って
誰 か の せい にして
はみ出していた理 由ばっか
考えても仕 方ないし
タバコを吸うこともできない
僕 の 強がりなんだ
掻きむしった 感 情 は
い つ か 宙を 舞 って 消 えちゃうん だ
雨 の 中 傘もささない 君 ですら
他 人になってた
何を信じきってるんだろう
悪意に満ち溢れた世の中
時 間はこんなにも残 酷だっていうのに
はみ出していた理 由ばっか
考えても仕 方ないし
「 今 更 」そう言 って
笑った君は 大 人になった
曇りきった 感 情 は
いつか宙を舞って 虹が 出るんだ
あの日夢 見てた 僕らの 明日ですら
昨日になってた