翳(かげ)りゆく空の色は
遠(とお)去(ざ)かるあなたとの恋
寄せては返す想いはいつも
私を臆病にします
カタカタと鳴く風に震えて煽(あお)られて
ツバメはまた次の春を探し彷徨(さまよ)う
さよなら 私はもう行くわ
二度と出会うことはないわ
雪(ゆき)割(わり)橋(ばし)には想い降り積もる
阿武(あぶ)隈(くま)・恋慕情
馬鹿な女と笑って
先に惚(ほ)れたこっちの負け
あなたの大事な幸せ全部
壊してしまいたいのに
この身焦がして燃え尽きて灰になるより
独りきりで凍(い)てついて死んでくのがマシ
さよなら 私はもう行くわ
二度と出会うことはないわ
降り積もる雪はやがて溶けるでしょう
阿武隈・恋慕情
カタカタと鳴く風に震えて煽られて
ツバメはまた次の春を探し彷徨う
さよなら 私はもう行くわ
二度と出会うことはないわ
雪割橋には想い降り積もる
阿武隈・恋慕情