二人でひとつくっついていたね
悲しみは半分 幸せは二倍
そんなに都合良くないよ
悲しいのも二倍だったけど
でも二人で悲しめたね
涙は顎につく前に拭きあえたね
あれがきっと優しさで幸せで
ふたりなんだね
悪くはなかったわ
あなたとふたりで居たこと でも
いつまでも私がだらだら 引きずってるなんて思わないで
あなたがいなくなったくらいで
死にはしないよ 朝だって起きるし
バイトだって飛ばないよ
仕事が手につくかは置いといてね
腹は鳴るし ティッシュは減るし
夜だって二時には寝ちゃうけれど
ただぽっかり空いた穴に
持て余した涙が零れてく
のがなんか悔しくてさ
あなたに泣かされているみたいで
どうなのか知らないけどさ
気持ちが全部消えることなんてあるのかしら
二人が離れてから私
実は少しモテてんだよ
あなたが嫌がってた二人で遊び
行ったりもしたけど
悪くないだけ だって
あなたじゃない からね
代わりになれる人なんて いやしないんだから
そりゃ寂しかったわ
あなたと離れたこと
けれど
いつまでも私がめそめそ 泣いてるなんて思わないで
あなたに裏切られたくらいで 死にはしないよ
寝込んだりしないし
誰かれ構わず寝たり
溺れるほどの酒はいらないさ
一人で果ててそのまま寝るし
そうだ明日一人で あの店に行こうかしら
けど寝る前の十分で またほら涙が零れていく
のが ほんと悔しくてさ
あなたに泣かされているみたいで
認めたくないんだけどさ
多分やっぱりまだ私 だめみたいね
よくよく考えてみたら そんなに言う程 いい男じゃなかった とか
ぽろって呟いて 思い出して泣いて
ってやめちゃいなよ私
ほんと悔しいけどさ 私まだあなたで泣いてるわ
いいよもう認めるから ちょっと一回 殴らせてよ
あなたがいなくなったくらいで
本当辛いよ 忘れられないし
強がったって なんも意味無いし
夢に出てくんの やめてよ
涙拭って 深呼吸して
いつになったら 寂しさは消えるの
あなたの痕跡見る度に ほらまた涙が溢れていく
のが 本当悔しいけどさ
私まだ忘れられないみたいだわ
認めるけど でもそれでも
縋るような真似はしないわ
甘くは見ないでよね
電話とかかけてこないでね
どこまでも 好きだけどね